木の視点・森の視点  message & report 豊田裕章(豊田歯科医院院長)  TOYODA DENTAL CLINIC
大阪大谷大学教育福祉学部・教育福祉学科 4回生 三宅ゼミ の学生さんをお迎えして (2010・1・2掲載)
        特別セミナー : 「食育を考える」 〜善循環を広げる生き方・食べ方について〜



大阪大谷大学教育福祉学部
4回生 三宅ゼミ の皆さんです
(中央後ろが、私です)

歯だけが、自分だけが、人間だけが良ければいい、という時代は、とっくに終わっています。
 地球全体の事を考えていきましょう。


全体を良くして行くために、まず、近くのもの、身近なものを大切にしましょう。


米を粒食のごはんで、小麦を粉食のパンで食べるのには、きちんとした理由があるのです。米を粉食のパンにするのは、おすすめできません。


家で揚げたフライドポテトは、
1ヶ月もたつと、カビだらけですが、
M社のフライドポテトは、
ほとんど変化しません。
  食べるとしたらどちらを選びますか?
 平成21年9月30日(水)、大阪大谷大学教育福祉学部・教育福祉学科4回生三宅ゼミの5名の学生さんが、卒論のテーマに食育も対象とされているとのことで研修に来られたので、医院近くの浪速人権文化センター会議室で、私的にミニ特別セミナーを開講しました。
 
 卒業を控え、勉学に励んでいるやる気のある学生の方々と交流ができ、刺激的で楽しく、有意義な時間を過ごせました。また、たくさんの気づきもいただき、今後の私の活動にも、とてもプラスになりました。
 熱心に私のつたない話を聞いてくださった学生の皆さん、有難うございました。
卒論の仕上げ頑張ってくださいね。そして、教師になる夢の実現めざして頑張ってください。心より応援しています!
 
 今回のご縁をいただきました、教育福祉学科教授三宅奎介先生、まことに有難うございました。三宅先生には、過去に、大阪府・大阪市・堺市栄養教諭「教職入門セミナー」において、講義をする機会もご提供いただき、今回も貴重な体験をさせていただき、心より感謝しています。

 講義の趣旨は、次の記事を参照いただければと思います。

「はじめよう!広げよう!食育・食生活指導
「地産地消」より「土産土法」こそ食べ方の原点である 

以下、学生の皆さんからいただいた感想・質問です。


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■宮治美紀さん
 
 先日は貴重なお時間を割いてお話をしてくださりほんとうにありがとうございました。
卒業論文を書く上だけでなく日常生活にも通じることも多く非常に興味深く聞かせていただき心に残っております。
面倒なことをすることで健康になる。このことは私の日常生活にも深く響き反省もしました。
便利は損だということに気づき改めて自分の考え方や生活も見直そうと思いました。
 
食生活に関しては我が家はほとんど和食がメインです。
幼いときは不満を口にしていましたが今考えると感謝しています。
子供たちに否定的に伝えるのではなく、肯定的に伝えていくことで子供たちに残ることを知りました。
 
冒頭に『あなたにとって健康とは?』や『食育とは?』と聞かれ言葉に詰まってしまいました。
一言では言えずなんと言おうかと一瞬で頭の細胞が駆け回るような感覚がありました。
健康とは一言では言えず永遠に変化し続けることを頭においていきたいと思います。
 
卒業論文を書く上でまたお聞きしたいことがあるかもしれませんがそのときはどうぞよろしくお願いいたします。
  
宮治美紀
 

澤本貴絵さん
 
先日はとても良いお話をしていただき、ありがとうございました。勉強になりました。
私が一番印象的だったのは、「不便なこと、面倒くさいことをいっぱいしていこう」と言う言葉でした。
普段の生活では効率の良さを重視して面倒なことはさけるということもあります。
しかし食生活においても不便なことを面倒くさがらずにすることで善循環にも繋がっていくと知り、これから実行していこうと思います。
また、環境が悪いから食生活を見直すのではなく、人生が楽しくなるように食生活を良くするという考え方が素晴らしいと思いました。
自分自身そうなれるように、そして子ども達が楽しそうだからやってみようかなと思えるような伝え方をしていきたいと思いました。
教壇に立つ際には、子どもたちが様々な体験をもとに、食生活について考えられる機会をつくっていこうと思います。

今回は貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。
 
 
中嶋智栄さん
 
先日はお忙しい中、貴重な講演を本当にありがとうございました。
「食育」というテーマでお話を聞かせていただき、個人的に健康についてとても興味をもちました。
講演前に頂いていた資料を読ませていただいたときに、単に歯の健康だけでなく、
体の健康の重要さを訴えておられることにとても嬉しく感じました。
それは、体の健康を訴えておられる歯科医さんに初めて出会ったからです。

講演の中でも、お医者さんである先生に健康について、
環境問題や人生論も含めお話を伺う中でとても納得することが多かったことに驚きました。
特に、生き方や考え方をどれだけポジティブに、
そして自己肯定感をどれだけ高めて自分らしく生きられるかで健康的な生き方ができるかが違ってくると言われた言葉が印象に残っています。

私自身、自分で言うのはおかしいのですが自分自身が好きです。
そのことにより、何か壁に当たったとき自分を見失わず乗り越えられてきたように思います!

最後に質問をさせて下さい。
「先生にとって人生とはどのようなものですか?」良ければまた教えて下さい。
長々と失礼しました。また、今後何か質問や相談などがあったときには連絡をさせて下さい。


先生のような歯医者さんがたくさん増えたらいいなと思っています。
本当にありがとうございました。

三宅ゼミ 中嶋智栄
 
  
平岩武也君

今回、私は教育に関して新しい視点や考え方を取り込みたいと思い参加させていただきました。
先生のお話を聞いて、新しいものではなく、今まで培ってきたことや今までにあるものの大切さに気づきました。
日本の文化、食文化の変化の話はとてもわかりやすかったです。
日本人が食文化の変化に違和感を抱いていないということにも改めて気づかされました。
日本人の体には日本食がいいのは、当たり前。
しかし、そこにめんどくささがあるため、より楽な食文化になっていることにも気づかされました。
食育では、学校が始まってからでは難しく、家庭での食事が大きい影響を与えていて、どのように改善していくべきかということも考えさせられました
また、人間として健康にあるために怠ってはいけないことも改めて学びました。
私はスポーツをしていて、体が丈夫な方ですが、やはり基本的な食事や睡眠といったことをしっかり行うことの大切さを再認識しました。
面倒なことから逃れず、自ら進んで、自分のため、地球のため、面倒なことをこなしていきたいと思います。
おもしろく、興味深い話をありがとうございました。

大阪大谷大学 平岩武也
 
 
吉冨晴香さん
 
先日は、素敵で楽しい、そしてとても勉強になるお話をありがとうございました。
「食育について」のお話でしたが、食育に繋がるその他沢山の分野についても学ぶことが出来ました。
「あなたにとっての健康とは?食育とは?」先ず先生が質問されたのはこんな内容でした。
しかし、いざ考えてみると「え?なんだろう?」と考え込んでしまいました。
自分の考えをしっかりと持つことの大切さも教えていただきました。
また、今回のお話で特に印象に残っていることがあります。
一つが、「食育の分野だけ良くなればいいわけではない」ということです。
心の健康や、身体の健康、地球環境も良くなる。全てが良くなってこそ◎である。
このことには本当に納得させられました。二つ目に、ファーストフード店のポテトに含まれる「トランス脂肪酸」です。
何日たってもカビもはえない写真は、衝撃的でした…。食べるべきものを選ぶことの大切さを痛いほど感じられました!
数時間という短い時間ではありましたが、多くを学ぶことができました。また是非、お会いしてお話出来たらと思います!
本当にありがとうございました。

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質問

◎飲み物はお水が良い、とのお話でしたが、お茶ではやはりお水とは違ってきますか?

◎今回のお話とは関係ないことなのですが、歯磨きについてどうしても聞きたいことが一つ…
朝起きてする歯磨きは、朝食前と後、どちらが理想的ですか?
 
 
大阪大谷大学教育福祉学部
4回生 三宅ゼミ
宮治美紀


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そして、私から学生の皆さんへのメッセージ・回答(緑字の部分)です

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 先日は貴重なお時間を割いてお話をしてくださりほんとうにありがとうございました。
面倒なことをすることで健康になる。このことは私の日常生活にも深く響き反省もしました。便利は損だということに気づき改めて自分の考え方や生活も見直そうと思いました。

>便利さも、度が過ぎれば、ヒトにも他の生き物にも悪い影響が出て、地球環境をダメにしてしまうことに気づき、日々の行動に生かしていかねばならないと思います。

子供たちに否定的に伝えるのではなく、肯定的に伝えていくことで子供たちに残ることを知りました。

>不幸や災難を回避することも大事ですが、それ以上に、幸福を創造するため、幸福に気づくためにメッセージを伝えていくことを、大切にしてほしいです

また、環境が悪いから食生活を見直すのではなく、人生が楽しくなるように食生活を良くするという考え方が素晴らしいと思いました。
自分自身そうなれるように、そして子ども達が楽しそうだからやってみようかなと思えるような伝え方をしていきたいと思いました。

>北風の手法よりも、太陽の手法をできるだけ多くしていけたらと思います。特に子どもたち相手の時はそう思います。

講演前に頂いていた資料を読ませていただいたときに、単に歯の健康だけでなく、体の健康の重要さを訴えておられることにとても嬉しく感じました。
それは、体の健康を訴えておられる歯科医さんに初めて出会ったからです。

>咬みあわせと体の関連性(例えば、肩こりや腰痛、不定愁訴などが、咬み合わせを直したらよくなった、など)について、あるいは、歯周病と生活習慣病の関係などは、よく語られるのですが、基本的な歯科と食生活や環境問題などとの関連について、きちんと理解している歯科医はまだまだ少数です。歯科界全体としての大きな課題・問題点だと思います。

私自身、自分で言うのはおかしいのですが自分自身が好きです。
そのことにより、何か壁に当たったとき自分を見失わず乗り越えられてきたように思います!

>基本的には、自分を認める・今の自分を許すことはとても大切です。自分が存在することの意義・自分という存在がこの地球上で生きていることの素晴らしさを忘れないでほしいです

最後に質問をさせて下さい。「先生にとって人生とはどのようなものですか?」良ければまた教えて下さい。

>人生とは、自分を成長させるために、最適のプログラム・カリキュラムが用意されたもので、なぜか節目・節目で様々な問題にぶつかるようになっています。でもその問題は、何とか頑張れば乗り越えられるものなのです。
人生には、思い通りにならないことが本当に多いですが、だからこそ人生というのはいろいろな値打ちのあるものだと、たくさんの喜び・幸福を感じることができるものだと思います。

人生や生きることを考える上でおすすめの本です。 
 飯田史彦著「生きがいの本質」PHP文庫、「生きがいの創造V」PHP出版、   頼藤和寛著「人生応援団」産経新聞社                                


先生のような歯医者さんがたくさん増えたらいいなと思っています。

>ありがとうございます。ヒトだけのためでなく、ヒトと地球のバランスも考えて行動する医師・歯科医師が増えるべきですね。これからも頑張っていきます。もちろん、自分の利益、自分の医院の経営のことだけしか考えない歯科医師など、論外です。

先生のお話を聞いて、新しいものではなく、今まで培ってきたことや今までにあるものの大切さに気づきました。

>食生活や健康については、特に、伝統を大切にした生き方・食べ方が私たちを守ってくれていることを、決して忘れてはならないと思います。長い歴史の中で出来上がってきた伝統というものは、きちんと科学的な裏づけのあることがほとんどです。

食育では、学校が始まってからでは難しく、家庭での食事が大きい影響を与えていて、
どのように改善していくべきかということも考えさせられました。

>家庭での食事は @精製糖でなくでんぷん(ごはん)を A油ではなく、だしの味をBパンではなくごはん食を 基本にしてほしいですね。

また、今回のお話で特に印象に残っていることがあります。
一つが、「食育の分野だけ良くなればいいわけではない」ということです。
心の健康や、身体の健康、地球環境も良くなる。全てが良くなってこそ◎である。
このことには本当に納得させられました。

>食と健康と環境は、すべて密接につながり、セットで考え語られるべきものであると思います。ぜひ、大きな視点で、取り組んでくださいね。

二つ目に、ファーストフード店のポテトに含まれる「トランス脂肪酸」です。
何日たってもカビもはえない写真は、衝撃的でした…。食べるべきものを選ぶことの大切さを痛いほど感じられました!

>食べるべきでないものの代表が、トランス脂肪酸を含むフライドポテトです。でもフライドポテトは子どもたちが、一番好きなメニューの一つですね。花王のエコナ油も、主婦には大人気でしたが、発がん性の問題でメーカーが自粛しましたね。遺伝子組み換え作物も、様々な問題をアフリカやインドで引き起こしています。情報収集も本当に大切です。

数時間という短い時間ではありましたが、多くを学ぶことができました。また是非、お会いしてお話出来たらと思います!
本当にありがとうございました。

>私の方こそ、貴重な感想やご意見をいただき、本当にありがとうございました。これからの活動に大いに生かしていくつもりです。何か、ご質問などありましたら、いつでも遠慮なく、メールでもFAXでも電話でも、ご連絡ください。

質問
◎飲み物はお水が良い、とのお話でしたが、お茶ではやはりお水とは違ってきますか?

 お茶には、カフェインの問題があります。微量とはいえカフェインが含まれているお茶は、やはり空腹時には刺激になるので控えめがよいでしょう。(麦茶はノンカフェインです)
子どもにも、カフェインの取りすぎ(特にコーヒー・コーラなど)には注意です、お茶ぐらいでは、あまり神経質にならなくていいと思いますが、やはり水分補給は、水が基本ですね。あとお茶は、農薬や添加物の問題もあります。
水に関しては、最新の浪速区歯科医師会誌の原稿書きましたので、医院ホームページをご参照ください。
          「水と食文化について」

◎今回のお話とは関係ないことなのですが、歯磨きについてどうしても聞きたいことが一つ…

朝起きてする歯磨きは、朝食前と後、どちらが理想的ですか?

 食事をすると、歯の表面にミニ虫歯ができ(脱灰)、唾液の力で、ミニむし歯にカルシウムが再付着して(再石灰化)、歯の表面は元の状態に戻ります。
ですから、基本的に歯みがきは食後がおすすめです。歯みがき剤をつけると、口の中での発泡で、長くみがくのがしんどくなりますので、基本的には、歯みがき剤なしで、食後の歯ブラシをするといいでしょう。唾液こそ最高の歯みがき剤です。
 
日本歯科医師会のホームページの中の、テーマパーク8020のコーナーで、歯の事がいろいろと解説されていますので、ぜひ、ご参照ください。

*追加です
 インフルエンザや風邪の予防には、朝起きてすぐの歯みがきが良い、という考え方もあります。ウイルスが、口の中の細菌のたんぱく分解酵素を利用するのをできるだけ防ぐという考え方が基本となっています。これも、大切かなとも思います。
 そうすると、朝は、風邪予防に起きたらまず歯をみがき、虫歯予防に食後にも歯をみがきましょう!になりますね。朝の忙しい時に、ちょっと大変かも・・?どうすれば手間いらずでベターか、これからも、これに関しては、考察していきますね。

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