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| はじめよう!食育・食生活指導 4 & 5 (2007・12・30 掲載) | ||||||||||||||||
| 大阪府歯科保険医協会新聞に執筆した5回にわたる連載 | ||||||||||||||||
はじめよう!食育・食生活指導4 1、問診表と指導管理文書の活用 問診表において、食生活に関する質問も用意しておき、さらには、患者さんに渡す指導管理文書として、食生活に関するアドバイスを記載した文書も用意する。そして、問診でたずねた内容とアドバイスとして記載した内容が連携していることが大切である。 2、問診表での質問項目 自院では、食に関するものとして、次の6項目を用意している。 @ 朝食を食べていますか?→はい・いいえ(はい、の人には) A 朝食の内容は?→ごはん中心・パン中心・その他 B ごはんをお茶わんで毎日何杯食べていますか?→4杯以上・2〜3杯・0〜1杯 C みそ汁はとっていますか?→毎日1杯以上・2〜3日で1杯・週に0〜1杯 D よく飲む飲み物は何ですか(複数回答可)→水・お茶・牛乳・ヨーグルト・コーヒー・紅茶・ジュース・スポーツドリンク・コーラ・炭酸飲料 E 排便の回数は?→1日1回・2〜3日に1回・週に1〜2回 規則正しい食生活のために、特に成長期の子どもに朝食は必要である。そして、第1回目で述べたように、歯の健康だけでなく、体の健康や地球環境の観点からも、 日本においては地元(国内)でとれるお米=ごはん中心の食生活がのぞましい。 しかし、問診の結果では、朝にごはんを食べる人は半数以下、毎日ごはんを3杯以上食べる人は3分の1ぐらいで、約3分の1が0〜1杯、みそ汁を毎日1杯はとるという人も少なく、憂慮に堪えない状況である。食事はしているが、日本人としてまともな食生活をしている人の割合が減少し続けている。 間食(甘食)・甘味飲料のコントロールをうまくやるためにも、きちんと主食をとることが大切である。ごはんを毎日お茶わんで3杯、咀嚼指導の前に主食指導が第一である。 はじめよう!食育・食生活指導5 1、指導管理文書の活用 患者さんに渡す指導管理文書として、食生活に関するアドバイスを記載した文書も用意する。そして、問診でたずねた内容とアドバイスとして記載した内容が連携していることが大切であることは、前回に述べた通りである。 幕内秀夫著『はじめよう!歯科医院での食生活指導』には、付録として配布用原稿「子どもの食生活テスト」や「子どもの食生活―8つの提案」などがついているので、これをコピーして患者さんにお渡しするのも簡便な方法である。 私は、この子ども用の提案を大人にも使えるように5つに要約・修正した文書をコピーしたものに、患者さんごとのアドバイスも少し書き込んで再診月の初回や、終診時にお渡ししている。 2、むし歯・歯周病を防ぐ食生活 @ ご飯をきちんと食べる・・毎日お茶わん3〜4杯がめやす! A 発酵食品を常に食べる・・みそ汁・漬け物・納豆は民族の宝 B パンの常食はやめる・・週末の楽しみにしよう! C 飲み物でカロリーをとらない・・飲み物は水・番茶・ほうじ茶・麦茶で D 未精製のご飯を食べる・・分づき米・胚芽米や雑穀入りご飯を! 以上5項目に少し解説を加えたものを、そして、子ども用に、間食(おやつ)は @時間を決めて一日1回まで Aだらだら食べない Bもとの形がわかる食べ物を C飲み物は水かお茶、 というコメントも書き加えたものをB5サイズ1枚にまとめ、患者さんにお渡しする文書として活用している。 主食・間食(甘食)・甘味飲料のコントロールをうまくやるために、『平日は体の栄養、週末は心の栄養』をモットーに、柔軟に対応するように心がけている。 食という大きなテーマのごく一部だけしかお伝えできなかったが、少しでも参考になれば幸いである。 (おわり) |
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| はじめよう!食育・食生活指導 4 | ||||||||||||||||
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