投稿原稿 & Publicity 豊田裕章(豊田歯科医院院長)  TOYODA DENTAL CLINIC
自分のエネルギーを使って生きよう!(2009・7・26)
     不便さの良さを見直そう!



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学校給食と子どもの健康を考える会・会誌
「おむすび通信」2005年6月号原稿 より

子どもの歯と体を守る生活習慣・食生活について
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『自分のエネルギーを使って生きよう!』

 大阪市 豊田歯科医院 豊田裕章
 
 あたりまえのことだが、外出時にトイレを使用する機会は多い。最近、いろんな施設のトイレで、手洗い後に、手を入れるだけで「がー」と風が出て手を乾かす、などというとんでもない装置がやたらと増えてきた。私は、あの装置が大嫌いである!「なんで、自分で(自分のエネルギーだけ使って)手をふかへんねん!ハンカチを使えばええやないか!

 ハンカチが少々ぬれても、ポケットの中で勝手に乾くやないか。ハンカチについてる雑菌がいやなのか・・・でも雑菌を避けてたら、どんどん免疫力は低下するぞ!」
蛇口をひねらなくても、手を差し出すだけで、勝手に水が出て、手をふく代わりに、装置から出る風が手を乾かしてくれる。自らは何も動かない・・・さすがに自宅でこんなことをしている人は少ないと思う。
 
 高齢やその他の理由で体を動かすことに何らかの支障があるのならともかく、普通の大人はもちろんのこと、元気そうな子どもまでが、手洗い後に何の疑問も無いかのごとく当然のように「がー」とやっているのをみると、情けなくなってくる。さらに、その風だけではどうしても乾燥不足で、使い捨てのペーパータオルを何枚も使っている人もいる。自分以外のエネルギーを使って、ごみまで増やしている。最悪だ・・・今に日本は、自分で動かなくなって心身とも健康を害し、自分で考えなくなって健忘症にかかっている人間だらけになるのではないか、とすら思う。
    
      「不便さの良さを見直そう!」

 自分のエネルギーを使わず、自ら動くことをせず、自分以外のエネルギーを使って生きることのさまざまな弊害を忘れてはならない。便利さも度が過ぎれば、動物としての自らの健康を害し、地球環境の汚染をひどくするのだ。仕事では、自分以外のエネルギーをいろいろと使わざるを得ない。だからこそ、プライベートな生活の中では特に気をつけなくてはいけないのだ。もろもろの汚染の中で最も恐ろしい汚染は、消費者の頭の汚染である、という言葉を思い出してほしい。

 歯みがきでも同様のことが言える。私は電動歯ブラシが好きではない。どうしても使うのなら、いったん自分の手だけでみがいて、仕上げみがきとして最低限使うことをすすめる。基本的には、手が普通に動く人は、電動歯ブラシなど使うな、と言いたい。子供用の電動歯ブラシなど、最悪である。手でみがくより歯の汚れが落ちて良い、ということで、学校保健の団体が推奨している商品すらある。木を見て森を見ず、とはまさにこのことである。あたりまえの食生活をして、きちんと自分で歯磨きをして、できれば、歯科医院で定期的に歯のチェックを受けていれば、歯が悪くなることは、かなり防げるはずである。野生動物は、歯みがきなどしなくても、虫歯や歯周病で困ることは無いのだ。

 食生活でも同様である。自然界で飲み物として存在するものは、(母乳・牛乳などを除けば)水だけである。よって、カロリーは当然、噛む、そして唾液を出すという行為をセットにしてとるものである。

「液体でカロリーを摂らない」

「もともとの姿がわかる食べものを食べること」

 カロリーがあるものが液体として存在する場合、何らかの加工がされているわけである。自分以外のエネルギーを使って、空気や水を汚しながら、食べ物を液体化し、噛む・唾液を出すという大切な行為抜きで、体の中に送り込まれていく。これが、どれだけ、歯と体を弱くする原因になるか。食べ物というのは、自分のエネルギーでその形を変える、つまり自分の口の中で、おかゆ状・ジュース状にして、唾液としっかり混ぜてから、飲み込むものである。
 よって、子どもの歯と体を守る食生活の第一歩は、三度の食事においても、間食においても、飲み物は、水か(カフェインの少ない)お茶だけにすること、そして、できるだけ、近くの食べ物を、その土地の風土に合った食べ方で食べること、である。またもともとの姿がわかりやすい食べものを食べること、も大切にすべきである。
  
 自分で動いて手をふくこともせず・歯もみがかず・噛まず・唾液も出さず、自分以外の力を頼って生きていくことの恐ろしさを忘れてはならないと思う。

*『 米 』に“水をたして炊いて”食べること!1億3千万近い国民を養っていく
には、今の日本ではこれしかないのである。
(平日に米っ粉パンなど不要、週末の楽しみ程度にとどめるべきである)

近くの食べ物・食べ方を大切にしよう!
近くの人々=家族・友人・学校や地域の人々=との交流を大切にしよう!
近くの環境=里山・水田・自然=を大切にしよう!
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